ＴＯＣやってみよう会(ＴＯＣ__Ｓｅｓｓｉｏｎ)

TOCの思考プロセス

　規則や習慣などの制約をもつ問題の解決法である．

　この方法は問題となる事象の因果関係を考え、「何を変えればよいか（What to change?）」「何に変えればよいか（What to change to?）」「どのように変えればよいか（How to cause the change?）」といった一連のプロセスを5つのロジックツリーを作成しながら考えることから思考プロセスと呼ばれる．

1.「現状問題構造ツリー」
　　　まず現状の問題点を列挙し、これらの因果関係を見つけることで、その中から変えるべき根本の　　原因を見つけ出す．

2.「対立解消図」
　　　現状問題構造ツリーで見つけ出した根本の原因を、どのように解消したら良いのかを考える．

3.「未来問題構造ツリー」
　　　対立解消図で見つけ出した問題解決策を実行したらどうなるかを検証する．

4.「前提条件ツリー」
　　　目標を達成する過程で発生する障害（前提条件）とそれを克服する中間目標を示す．

5.「移行ツリー」
　　　前提条件ツリーで示した各中間目標を達成するために何をしなければいけないのか、必要な行　　動を示す．