勉強会の軌跡

CS会(Case_Study_Session)
 2003/12〜2004/12

目標: 論理思考をする

CS会の「Case Study」の定義
定まったケース(事例)に関して、問題の発見・分析・解決提示などを行う

よく目にする、「なんらかの理論などを説明する際、適用事例を紹介し、相手の理解促進を図る」ものは、Case Learning(CS会内造語)と呼ぶ.
 Case Learningの例:「ケーススタディで学ぶTOC」、「技術評価のケーススタディと理論」のケーススタディと書いてある部分


失敗から学ぶ会
 2004/6〜2004/12

目標: 同じ轍を踏まない人間になる

<失敗から学ぶ会の流れ>
 1.以下に記した失敗要因の分類を参考に好ましくない内容を挙げる
 2.1ででた内容の関係(因果など)を考えて、一番根本的だと考えられる原因を探る
 3.根本的な失敗原因の理想的・現実的改善案を考える
 4.以上のプロセスから、その日の各自一言で述べる


失敗原因の分類 < 10までは失敗学の書籍より.11以降は勉強会を進める上で追加したもの >

 (1)無 知

 (2)不注意

 (3)手順の不順守

 (4)誤判断

 (5)調査・検討不足

 (6)制約条件の変化

 (7)企画不良

 (8)価値観不良(自分と組織の価値観が異なっている)

 (9)組織運営不良(組織を運営できような仕組みになっていない)

 (10)未 知(まったく予期できなかった失敗.これは次回のためにしっかり記録をとる必要がある)

 (11)管理不足(マニュアル通り進んでいるか?のチェックと改善が不足している)

 (12)リーダーシップ不足(組織運営の仕組みを作る・動かせる人がいない)

 (13) 怠慢

 (14)おごり,思い込み,過信

 (15)時代の認識不足,時代のニーズの認識不足

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『失敗は成功のもと』
 失敗を学ぶ.
 日本の1990年台を「失われた10年」と呼ぶ人がいる.この言葉は、失敗をうやむやにして良くないものに蓋をする気を強く感じる.これではいかん!
 というわけで、私は失敗を学びたい.この考えにうってつけなのが畑村洋太郎氏が提唱した『失敗学』である.私はこれを学び、失われたと言われているバブル期・マイナス成長期と同じ轍を踏まないようにする.

 今回の魅惑の『Session』では、Caseを用いたCase Learning(以下の※参照)を行い、失敗学の造詣を深める.


 「なんらかの理論などを説明する際、適用事例を紹介し、相手の理解促進を図る」ものを、Case Learning(魅惑の『Session』シリーズ内造語)と呼ぶ.
 Case Learningの例:「ケーススタディで学ぶTOC」、「技術評価のケーススタディと理論」のケーススタディと書いてある部分


言葉の定義会(管理系)

 2004/5/25,2004/6/10の2回で完成!

言葉
定義
Manage
目的や組織など基は前提として、形あるものを目的達成に向けて主体的に促す
Administrate
目的や組織など基は前提として、形なきものを目的達成に向けて主体的に促す
Control
ある程度できあがった対象に対して、定まった目的・規格に合うようにする、具体的な行動
Check
事前の決まりと現状の対象の差を見て比較し、正しいかなどを確認する
Edit
人工物をまとめる
Execute
目的ありき.目的達成のために実行する
 以上の言葉には、目的や組織など基を作る意味は入っていない.


言葉
定義
管理する
目的達成のために、対象に対して、変化や付け加えなどを行う
制御する
事前に決められた1つ1つの動作を自分で操る
経営する
目的や組織など基を作り、リーダーシップを持って、目的達成を遂行する


<今回特に学んだこと>

1.
Management と Administrateの違いは、対象が形あるものかそうでないか

2.
制御 ≒ Contral

3.
管理 ⊃ ( Management & Administrate )

4.
経営と管理はイコールでもどちらかに含まれるのではなく、互いに重なる集合を持つ

以上!